喪中はがきを出さずに寒中見舞い
を松明けに出してもよいと昔読ん
だ。それで昭和時代に収集してい
た40円の絵入り年賀はがきをた
くさん取り出し、1枚5円の手数
料を払って63円のインクジェッ
ト紙の普通はがき40数枚に取り
替えてもらった。そして例年どお
りに色紙で左右対称の切り絵を作
り、それをはがきに印刷する。絵
の内容は即座に思い浮かんだ。去
年のお歳暮に百貨店から最中を送
ったので、寅年に因み、虎の縞模
様入りで、中央に篆書で「喪中」
と記した粒餡入り最中を描いた。