おっぱいを模したケーキを販売す
る店があるようだが、同じ大人用
の遊び感覚ならば、ドクロの形が
あってよい。それが日本で悪趣味
と思われても、メキシコでは昔か
ら骸骨の砂糖菓子はカーニヴァル
に欠かせない。一方、息子が数歳
の頃のこんな思い出がある。子ど
も月刊誌の付録のビニール製のド
クロ仮面を筆者が被ると、息子は
心底怖がった。さて、目と目の間
の鼻腔を森の字にしたのは『メメ
ント・モリ(死を想え)』のつも
り。今年8月の末に52歳の誕生
日を迎える自分に捧げるためだ。