emiが名字の江見か、名前の恵 美や絵美か意味がわからなかった 時、「笑み」が連想されました。 ちょうど紅葉の季節で、それは生 まれて初めて観るドッキリとした 美しさで、観光客も一様に見惚れ て口をEの形にして微笑みます。 それで「紅葉に『こう、酔うや』 と昂揚す」の句をひねってひとり 笑いし、これを切り絵にしてやろ うと考え、紅葉の山とそれに感嘆 する口元を重ねました。前作同様 に四つ折り作ですが、20分で作 りました。でも荒れる笑みの唇に はリップクリームが必要ですね。