「おい、ケセラ、お前のスキンヘ
ッドが気に食わないんだよ。おれ
と同じ格好ばかりするなっ! ぷ
んぷん」「何言ってやがる! セ
ラ、お前こそ耳の形したおれの長
鼻をまねしたくせに、ぷりぷり」
「こめかみのフグの入れ墨をまね
たのはお前の方なんだよ。それに
口をへの字に曲げてそっぽを向く
のもな! ぷんぷん」「セラよ、
どうせこうなったら真っ二つに引
き裂き合おうぜ。ぷりぷり」「お
う、ケセラ、それがいいとも。せ
せこましい中ではいずれ仲もせせ
こましくなるのさ。ぷんぷん!」