ここ2、3年、秋になるとトウガ
ラシの実の房を買う。充分に乾燥
させ、ひとつずつラーメンなどに
入れて食べるが、その激烈な辛さ
がよい。まるでサウナに入ったよ
うに、冬でもたちまち汗をかく。
今年も入手したが、例年にはない
大きな実で、そのため本数が少な
いのが不満だ。母の家に行くと、
玄関を入ってすぐの下駄箱の上に
小さな花瓶にトウガラシの一束が
挿してあった。実がそろって天を
向き、どことなく骸骨の手に見え
るが、真っ赤なのがお洒落だ。想
像で髑髏の目の穴に挿してみた。