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ごあいさつ

着用キモノは筆者作


もの、あるいは漢字で着物と書いてもいいように思えるが、本ホームページでは片仮名表記の「キモノ」を使用する。これは別段深い意味はない。平仮名のきものでは字面が文章に埋没しやすく、漢字では着衣全般のイメージにもつながるので、業界でも片仮名で表記することが多いように思う。ところで、友禅染の作家はキモノ染色の作家と同義に考えてもほとんど差し支えないであろうが、当然友禅はキモノ以外のものも染めることができる。そこで、本ホームページではキモノと屏風、その他の小品という3つの分野に分けて筆者の作品を紹介する。公募展や個展用の作品としてキモノを染める以外に、かつて呉服問屋下の染色工房を一任されていた時期に、古典文様を中心とした数百点のキモノの図案を描き、それを実際に染めた経験がある。また現在でもそのようないわば一般に普通に着用されるキモノの依頼があってよく作る。そのようなキモノは一見どこにでもあるようなものであるので、落款を入れることもあまりないが、それでも筆者のそれなりの個性は出ているに違いない。そんなキモノの写真もたくさん保有しているが、ここでは原則的に採り上げない。そのために筆者は通常の人には着用が難しいような、もっぱら展示用のキモノ作品ばかりを作るという印象を与えるかもしれない。しかし、そうしたキモノでも着用は当然可能であるし、一方でまた古典的な文様や色合いのキモノはいつでも染めることができるとの自負はある。おそらくそうした伝統的な仕事を基礎として、あるいはその延長上に、ここで採り上げる筆者のキモノ作品があると言ってもよい。ここではそんな作品の中から制作年度順に掲げて説明を加える。ただし、すでに手元に所有しないために、ここで説明したくてもそれがかなわないもある。




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A3より少し大きい用紙、重さ数キロ。何枚あるやらわからず。

描きためたキモノの小下絵の束

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