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●人類の旅路の断章<14>
フンコロガシにとっては糞の山が宝の山。何が本当に宝かは、人によってさまざま。昔の漫画には、原始人や土人の住む国では馬鹿でかい石の塊で作ったお金がよく出ていた。そんな貨幣が今あったとして、きっと希少価値で高値になって、宝物と思う人もある。自分にとって希少で価値があるものは何か。これがわかっている人は安らかな生涯を送れるはず。それでもお金がないなどと、あまりしみったれた顔で話してはいけません。金持ちたちが警戒して近寄らないから。「お金はどうにか生活出来るほどあればよし。自分は本当に好きな仕事をしている」。こんな自覚があれば、宝の山に一目散に群がるフンコロガシのような人たちに加わらなくても、いずれ宝の山の方からやって来る。そして、それが自分のものになった時、本当の宝をすでに持っていたことに気づくはず。つまり、宝の山はあなたの心にあるのです。

くすぐったい〜