UUUZEN ― ART TUGS AT MY IKON © Copyright 2005 Kohjitsu Ohyama. All Rights Reserved.

●人類の旅路の断章<26>
バラバラの思いをどうつなぐか。記憶とは過去のことだが、その過去にある記憶を常につなぎ合わせて今を行動している。今が昔と直接つながっていることを思えば、ある記憶を追体験することで、これからの行動へのヒントが得られる。つまり、今後起こることは過去の中にしかなく、個人的に見ればそれは自分が辿って来た人生のすべてであり、国家や世界から見れば歴史ということになる。だが、歴史は個人の人生の総集合ではない。歴史書を記述する人々らによる重要事項のピックアップの差によって、本質が著しく変化させられることがある。「歴史に学べ」という言葉があるが、むしろ普通の人には「自分の記憶に学べ」の方が実感出来る言い回しだ。その記憶の中に歴史への解釈も含まれているからだ。ということは、歴史とは自分の記憶なのだ。


●オリジナルのトップ画面

上のジグソー・パズルで正しく組み立てられる画面は、本ホームページを作成し始めた頃、友人のFさんによって描いてもらったトップ・ページの原寸です(ただし、黄色の枠は現在のものに合わせるために設定しています)。画像加工のイロハを全く知らない筆者としては、Fさんにたくさんのメールを送って、どの場所に何をどのような色と形で置くかを通じて厳密に指定し、試行錯誤を重ねました。微妙な色を表現するために、画像形式はJPGとし、他のページへのリンクはMAP方式にしていました。しばらくの間はこの画面でホームページの内容を充実させましたが、筆者のバラバラな画像加工知識もしだいに増え、トップ画面を改変を思い立ちました。そして、かなりの日数を費やして、背景色が1時間ごとに変化したり、宝珠のアイコンなどが独立的に動くなどの動きのある画面を作り上げました。どのような地色であってもアイコン類の色が変化しないためには、アイコンを全部透明GIF画像に加工し直す必要がありますが、このために当初のJPG画像、MAP方式の画面が、現在のGIF画像とJAVA SCRIPT多用の画面になりました。JPG画像では可能な微妙なぼかし効果はなくなりましたが、何かを犠牲にしないと、別の何かを得られません。
 すべてのアイコンは1ピクセルずつ厳密に描いて作ったもので、足かけ2年のホームぺージ作りの大半の日数は、文章内容よりもこのアイコン類の作成にあったと言えるかもしれません。バラバラの思いをどうつなげで現在の姿があるのか、そのごく一端の歴史を示すのにつごうがよいと考えて、この遊事苑を設けました。