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大 張り伸子は慣れない間は生地に取りつけにくい。歪むことがしばしばだが、適当に伸子針を刺す位置を変えて、生地目がまっすぐになるようにする。また強く張り過ぎると針が生地耳を裂くので、後で小張り伸子を取りつけた時に初めて全体がぴんと張る程度を目安にする。なお、本ページの写真は『工程』で説明している振袖とは違い、別のキモノを染める時に撮影したものだ。 ●図1。まず1組の大張り伸子の先端を揃え、そして生地幅程度に開いた状態で伸子中央部を利き手でしっかりと握る。2本の伸子の先端がずれた状態で握られると、生地が斜めに引っ張られた状態で最終的に張られることになる。また伸子の握り状態は、生地に取りつけが終わるまで崩さないことが正常に張るポイント。 ●図2。図1を反対方向から見た状態。 ●図3。片方の伸子の針先を生地耳に刺し、もう片方を刺そうとしているところ。当然のことながら、これらふたつの刺し場所は、生地目に沿って水平線上になるべく並ぶようにしなければならない。利き手は相変わらず伸子をしっかりと握り、もう片方の手で生地を扱って伸子針を刺す。 ●図4。生地上部の耳両端に伸子を取りつけ終わった状態。 ●図5。生地を適当に引っ張って、伸子下方の針を生地耳に刺すところ。左右どちら側を先に取りつけてもよい。 ●図6。もう片方の耳を刺して終了。生地の張りが弱ければ、適当に生地を引っ張り直して伸子下方の刺す位置をずらす。張り終われば生地を伸子針の位置まで巻いて、洗濯バサミで両端を止めたりして扱いやすいようにする。小張り伸子は大張り伸子の内側に取りつける。 |
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